環境の仕事は思った以上に多様です

環境に関わる仕事に就きたい。そう思う人が増えているようです。「環境を良くすれば、人の心も綺麗になって、世の中がもっと平和になるのではないか。」
漠然とですが、私もそんなことを考えて学生時代は環境の勉強をして、卒業後環境関連の民間企業に就職しました。

環境の仕事と言っても、私が就職した環境コンサルタントの会社もあれば、環境省などの役所もありますし、研究者としての道もあります。私が民間企業を選んだのは、利益との両立という、現実的な形で理想を実現できると思ったからです(と偉そうに言っても民間企業のほうが面白そう、という単純な気持ちも大きかったですが…。)。

さて、色々と考えるところはあったのですが、普段の業務は地味な作業の連続でした。ひたすらエクセルにデータ打ち込んだり、何千枚と資料を印刷して製本したり、偉そうな役人に頭を下げたり、これは一体何になるんだと、残業続きでぼんやりした頭で考えることもしばしばでした。むろん、それらにも大きな視点で見ると意味はあるのですが、美しい世界の実現とか高邁な理想とは異なり、現場は泥臭い世界であることがわかりました。


他部署の環境調査系の人たちも、似たようなもので、延々とサンプル瓶にラベル貼ったり、水を汲んでサンプル瓶に詰めたりする地味な作業の連続です。しかも、調査系の仕事は、朝は早いし、夏の暑さや冬の寒さに直にさらされ、時には重い機材をはこんだり、体力的にも大変です(私も時折調査には行ったので体験済みです)。

しかし、そうして集めたサンプルのデータや、それと取りまとめた資料(私は取りまとめ担当でした)が環境問題解決への意思決定の基礎データとして使われてます。


環境関連の仕事は人々が持つイメージとは裏腹にきつい仕事が多いのですが、それは確かに環境問題解決に貢献していますし、やりがいもあります。誇りを持ってできる仕事であると思います。


このサイトでは私の体験談を含めて、環境関連の仕事を目指す人のために、なるべく実情に即した情報を公開したいと思います。かなり偏った情報もあるかもしれませんが、一個人の意見としてご了承ください。

<2015年追記>
私は環境コンサルタントを3年ほどで退職しました。その後は青年海外協力隊に参加し、帰国後は自営業を営んでいます。
環境とは全く関係ない業種で、あのころ抱いた理想は有耶無耶になってしまってます。
結局、自分がやらなくても、日本の環境は少しずつ良くなっていますし、いつしか環境関連の会社で頑張る理由は生活費のため、という感じになってしまいました。
始めっから、環境をネタに稼ぐぞ、とか思っていればよかったのですが、青臭い理想がその前にあったので、泥臭い現実を前に心が曲がってしまいました。
ところで、最近は建設業界の景気の良いことから、環境業界(アセスがらみ)も景気が良いようなので、就職するならよいかもしれません。東京オリンピックまでは続きそうな気がします。
なお、現在やっている仕事で、株式会社化した顛末をサイトにまとめした。よろしければご覧ください
会社設立 独力で1人株式会社を設立しました

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