技術士

技術士とは、技術士法に基づいて行われる国家試験に合格し、登録した人だけに与えられる称号です。国はこの称号を与えることにより,その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていることを認定することになります。これには電気、水道、水産、原子力等非常に多くの分野があります。そして環境関連についても、環境建設や、衛生工学といった分野が関係してきます。


環境関連の民間企業において、技術士の資格を取ることは非常に大きな意味を持ちます。仕事を受注する為のプロポーザルでは技術士の資格があるとポイントが高く、受注しやすくなりますし、単純に発注者からも技術面について信頼してもらいやすくなります。また、社内でも一流の証として尊敬されます。


しかしながら、技術士は非常に難しい資格です。

仕事のできる社員でも、勉強時間が少ないと落ちます。毎年受けて毎年落ちる人も少なくありありません。

なお、技術士の一次試験を合格すれば技術士補になれます。これは特に合格してもメリットはありません。一次試験は大学で環境科学を学んだ人なら勉強しなくても簡単に合格できます。
以下は受験情報です。


・受験資格
年齢・学歴・業務経歴等による制限はありません。

・試験科目
マークシート形式(五肢択一式)で行われます。

・基礎科目
科学技術全般にわたる基礎知識を問う問題

・適性科目
技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性を問う問題

・共通科目
技術士補として必要な共通的基礎知識を問う問題
(数学、物理学、化学、生物学、地学のうち受験者があらかじめ選択する2科目)

・専門科目
受験者があらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識を問う問題


二次試験は筆記試験と口頭試験があります。受験資格は技術士補になって4年以上です(それ以外にも細かい条件はあります)

・筆記試験
Ⅰ 選択科目
「選択科目」に関する専門知識と応用能力(3時間30分)
Ⅱ 必須科目
「技術部門」全般にわたる論理的考察力と課題解決能力(2時間30分)


・口頭試験
Ⅰ 受験者の技術的体験を中心とする経歴
の内容と応用能力
Ⅱ 必須科目及び選択科目に関する技術士
として必要な専門知識及び見識
Ⅲ 技術士としての適格性及び一般的知識
(合計45分)


合格率は2割程度です。実務経験豊富な人しか受験できないのにもかかわらず5人に1人しか合格しない状況なので、かなり厳しい試験と言えるでしょう。


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