学者・研究者

環境分野は裾野が広いので、関係する学問領域は広く、環境関連の学者も大勢います。具体的には大学の職員(教授等)、研究所の研究員等です。ここでは例として筆者が学んだ環境工学の先生達について書きます。


大学の先生の仕事は学生の教育と専門分野の研究の2本柱です。偉くなってくると、自分で実験はせず、学生の研究のアドバイザーとしての立場が強くなります。環境工学は実用面での研究分野なので、環境問題解決に直結する研究も多く、アイデア次第で一気に問題解決を前進させることも可能になります。

他の仕事としては、研究費を取ってくるため奔走したり、学生の就職の世話をすることもあります。
また、高名な先生でも日頃学生と接していることもあって、気さくな人も多いです。
同業者以外の分野の人との交流も多いようで、巷で言われているような世間知らずの人は少ないと思います。


さて、そんな先生たちですが、政策面に対する影響力はTOPクラスです。偉そうな官僚も学者先生には頭が上がりません。


国の環境政策を決定するにあたっては学識経験者の意見は極めて重要視されます。国の環境制度に関わる問題を決めるときには、その分野の権威ある先生方を呼んで、会議をします。そこで出された結論が答申として政府に提出され、それが承認されて法律が改正されます。答申が無視されることは殆ど無いので、学者先生が環境政策を実際に決めています(方向性は官僚が決めているかもしれませんが)。


以上のように環境問題における科学技術的側面と政策的側面の両方において、学者は極めて大きな影響力を持っています。


○学者になるには
素質としては何より研究が好きであることです。しかし、それだけでは学者になれません。
大学で博士号を取ることは必須ですが、それでも大学の教員として採用(助教として)されることは難しいようです。ポストドクターと言って、博士号を取ったけれど、研究者としての職を得ることが出来ず、不安定な立場で大学に残り研究を続けている人も大勢います。
あと、あたりまえですが先生は超頭いいです。半端な頭脳では務まらないでしょう。


○向いている人
・研究が好きな人
・超頭がいい人
・とにかく環境分野について大きな影響を持ちたい人

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